数字を名詞に変換!? 【ito】解説

こんにちは、168です。

今回は【ito】というボードゲームについて解説をします。

 

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このゲームはジャンルで言うと協力のジャンルになると思います。

 

 

このitoは個人的には3種類の遊び方があります。

3種類の遊び方の基礎的な部分は変わりません。

そして、1種類に関しては正式なルールというわけではなく、身内などで行っている【ito】を遊ぶためのお試しの遊び方です。

 

【ito】がどのようなボードゲームなのか、詳しく解説をしていきます。

 

 

 

 

 

 

基礎知識

【ito】は1〜100の数字が書いてあるカードとお題が書かれたカードの2種類を使います。

数字の書かれたカードを参加するプレイヤーに1〜3枚(全員同じ枚数)配り、お題カードの中からお題を決めたらゲームスタートです。

 

プレイヤーは配られたカードの数字が出されたお題の何に当たるのかを表現します。

このとき、プレイヤーは配られたカードを他人に見せたり、自分の数字を発言してしまうとアウトとなります。

このときに表現するのは、名詞です。

ただし、名詞で表現することが難しければ、その名詞に形容詞などで補足をつけることは可能です。

そして、何度でも変更をしてもいいですし、他の人と同じことを表現することも可能です。

数字は小さければ小さいほど、テーマから離れた表現をします。

数字が大きければ大きいほど、テーマに合った表現をします。

 

例を出します。

『物の重さ』というテーマがあります。

このとき私が1のカードを持っていたら、「私の数字は原子です」と周りに伝える。

他の人が100のカードを持っていたら、「僕の数字は宇宙です」と周りに伝える。

という感じで数字を表現していきます。

 

 

 

クモノイト~監獄からの脱出~

≪プレイヤー全員が盗賊として捕まり、秘密道具クモノイトによる脱出を企てている。数字を口に出すと看守に見つかってしまうため、数字を口に出さずに順番を決めなければならない。このクモノイトを切らないように、みんなで協力して脱出する順番を決め、全員で脱出する。≫といった設定で行う完全協力の順番決めゲームである。

 

簡単に言うとこのゲームは、小さな数字から順番に出していき、3つのライフを失わないように全員のカードを出していくというものです。

ラウンド数が3まであります。

 

ラウンドの流れは

①手札を配る+テーマの決定

②手札を表現する

③フリートーク+カードを出す

④全員のカードを出し切る

⑤ステージクリア

①に戻る

という流れで進めます。

 

この時、③と④の間で手札を出した際にそれよりも小さな数字のカードがあれば、そのカードの数ライフを失います。

ステージクリアをするとライフが1獲得(3以上には増えません)できます。

このゲームでは、ラウンドが進むたびに配られる手札が増えます。

3ラウンドまであるので、最大の手札の枚数は3枚です。

 

3ラウンド目では①と②の間では特殊な処理を行います。

これは全員の手札以外のカードを1枚を場に表にして出し、その出た数字をみんなでテーマに沿って何の表現かをマッチングというものです。

マッチングし、全員で何になるかを決めると、場の数字を元に手持ちの数字の表現を考えることができます。

 

3ラウンド終了時にライフが残っていればゲームクリアです。

プレイヤーみんなで協力してゲームクリアをしましょう!

 

 

何度もクリアをしていてマンネリ化してきた場合には、ルールを追加してやってみましょう。

・制限時間を決める

・リーダーを決めて行う

・何ラウンドまでクリアできるかを挑戦する

他にも自分たちでルールを考えてみて行うのも楽しいと思います。

 

 

 

アカイイト~沈む船からの脱出~

≪あなたは今、沈みゆく船の上に乗っている。救命ボートは2人乗りで1つしかなく、1人では重すぎて動かせない。運命の相手を見つけ、沈みゆく船から脱出せよ≫といった設定で行う協力と裏切りのゲームである。

 

このゲームは簡単にいうと、ペアを決めてそのペアの合計の数字が合わせて100になるようにできるだけ近づけるというものである。

ラウンドは『誰かの持ち点が5点になる』もしくは『ちょうど100のペアができた』という条件が達成されるまで行います。

 

ラウンドの流れは

①手札1枚を配る+テーマを決める

➁スタートプレイヤーから時計回りで手札を表現する

➂フリートーク+ペアを決定する

④全員の手札を公開して得点計算をする

➀に戻る

という流れです。

 

このときの➁で書いたスタートプレイヤーは最初は適当に決め、2ラウンド以降は直前のラウンドで一番大きな数字を持っていた人からとなります。

先に宣言する人がやや不利になるゲームですので、スタートプレイヤーはテーマの決定権があります。

 

④での得点の計算は

・もっとも合わせた数字が100に近かったペアが『2点』

・合わせた数字が二番目に100に近かったペアが『1点』

・合わせた数字が三番目以降もしくは100を超えてしまったペアが『0点』

・100の数字を持っていた人は『1点』

となります。

合わせた数字が同じペアがいた場合にはその数字のペア全てが同じ得点を獲得します。

100の数字を持っていた人とペアになった人は100を超えてしまっているため、得点を獲得得ることはできません。

そして、これはペアを作るゲームのため、プレイヤーの人数が奇数でペアを作ることができなかった人も得点を獲得することができません。

 

獲得している得点はテーマカードの裏で表します。

ポイントを獲得したら、テーマカードの中から自分の得点と同じ数字のカードを抜き取ります。

 

うまくペアの相手を見つけたり、周りを欺いたりして勝利を目指しましょう!

 

 


個人的なお試しルール

これは初めに言った通り正式なルールではなく、私が身内などとお試しで【ito】を行う際に行っているルールです。

基本的にはクモノイトと同じような遊び方をしていますが、ライフを設定してクリアを目指すというものではなく、みんなでミスすることなく手札を出し切ろうという遊びです。

 

ゲームの流れは

①手札を配る+テーマの決定
②手札を表現する
③フリートーク+カードを出す
④全員のカードを出し切る

という流れになっています。

 

このときの手札の枚数は特に決まっていませんが、お試しルールのため全員1枚で行うことの方が多いです。

テーマに関しても、公式が設定しているテーマだけでなく、集まっている人で何かのテーマを決めて行うというのも楽しいです。

 

 

 

まとめ

今回は【ito】についての解説を行いました。

【ito】をやっていくと、人が一人の価値観の違いがほんとによくわかるものだと思います。

また普段は数字をもので表したり、ものを数字にしたりすることが少ないために、不思議な気持ちで行うことができます。

 

家族で遊ぶのにも適していると思うので、興味がある方はぜひやってみてください。

 

 

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